2013年02月09日

ちっちゃいおやぢin五ケ瀬町

『五ヶ瀬あおすぎの郷で山頭火を語る』

五ヶ瀬町では、町民の方々に文教分野への興味をより高めてもらう目的で、プロによる上質な演劇・講演の開催を決め、その第一弾として表題のタイトルで今回、漂泊の俳人として知られる種田山頭火の人生を紹介する朗読劇を本日、2月9日実施します。

演者は、かつて一世を風靡したテレビ時代劇「木枯らし紋次郎」で主役を演じた名優、中村敦夫さん。
語り手は、劇団民芸の佐々木梅治さん。
長年、山頭火を研究している中村さんは、行乞の日々の中で2万句とも言われる作句をした山頭火の流転の人生を、代表的な句を織り込みながら軽妙洒脱な語りで表現する独特の演出を編み出し、全国で上演しています。

山頭火の行乞記を愛読していた私、ちっちゃいおやぢは、十数年前に宮崎の広告代理店を介して、山頭火が訪ねたであろう五ヶ瀬町で、その足跡を辿ることを軸に、文化事業の開催を企画しご提案したご縁から今回の事業の実現に携わる事となりました。
奇しくも今年は山頭火生誕130年を数える年。
昨年公開され話題となった映画「あなたへ」では、全編に渡って山頭火の句が引用されるなど、ファンにとっては何かと見聞きする機会も増えており、喜ばしい限り。
そんな節目の年に、山口県防府市に本拠を置く、山頭火ふるさと会の皆さんとの交流のご縁から、今年の全国大会を10月に五ヶ瀬町で開催して頂く事となり、そのプレイベントとして本日の公演は開催されます。

不思議なことに、町から本イベントの告知をしたところ、町内のかつて造り酒屋だったお宅に山頭火が立寄り、数日を過ごしたという事実が、ご存命の関係者の証言から判明するというスクープがあるなど、とにかく収穫の多いお仕事となりました。
今回は番組収録も兼ねて関わっているため金曜日に前乗りし、舞台公演の通し稽古など済ませ、中村さんを囲んでの夕食の宴では、その気さくな人柄に一堂、感激したことでした。

町民の皆さん中心に無料開催されるこの公演。五ヶ瀬町民会館にて本日12:30開場です。
聞けば、町外からの来場も多数おられるとか。
実は私自身、久し振りに舞台ものの仕事場に臨めて、誰よりもワクワクしているのですあります! (^_^o)
この歳になってもやっぱり楽しい仕事です。

夜明け前の五ヶ瀬は、しんしんと冷え込んでいますが、今日は天気も味方になってくれそうで、まるで遠足当日の小学生みたいな気分を味わっています。

長いお話しになりましたが、町関係者の皆さん、イベントスタッフの皆さんの努力のお陰で実現に漕ぎ着けたことに感謝!
HANAさんにも感謝です。

ちっちゃいおやぢ



Posted by chimachimaya at 10:59

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